hatyurui_tokageya’s diary

情報系大学生の日記

登校中にチャリが壊れた話

とかげやです。

チャリが壊れた話をしようと思います。技術的な話ではないのであしからず。

 

自分は毎日、45分間自転車を使って大学に通っています。

これを友達に話すと、皆口をそろえて「なんで45分間もかけて自転車で通ってるの?電車とかバスとかあるじゃんバカなの死ぬの?」と言うのですが、

電車で通うと2回乗り換えて1時間40分かかり料金は片道680円。

バスだと1回乗り換えなければならず、上手く乗り換えたとしても1時間15分ほど料金400円。

自転車:0円。所要時間45分。

朝に弱い自分にとって、選択肢は一つでした。下に簡単な地図を書いておきます。

 

         図:家から大学までの地図と周辺の公共交通機関

 

大きな駅 ーーー(30分)ーーー ☆家の最寄り駅 ーーーー(30分)ーーー 大きな駅

  |               ↑                |

 (10分)             バス(35分)            (5分)

  |               ↓                |

大きな駅ーーーーーーーーーーーーーー駅ーーーーーーーーーーーーーー大きな駅

  |               ↑                |

 (10分)             バス(35分)            (5分)

  |               ↓                |

大きな駅ーーー(20分)ーーー ☆大学の最寄り駅 ーーーー(25分)ーーー 大きな駅

 

このような理由から、毎日ギリギリに起きてママチャリを酷使しながら大学に通う生活を送っています。

 

12月4日(火)

事件はなんの変哲もない日に起きました。

この日は1限に授業が入っており、いつも通り時間ギリギリに起きて朝食を5分もせずに済ませ、家を出ました。

基本的に自転車で通る道は一本道でサイクリングロードも存在するため、いつも通り自転車にしては少し早めのスピードで登校していました。

家から15分ほど運転したところに長い下り坂の直後に長い上り坂があるという道があります。

ここでは基本的に下り坂でギアを上げて少しスピードをつけて、その運動エネルギーを上り坂で消費するというようにして運転しています。

いつものようにして下り坂でギアを上げてスピードをつけて、さぁ上り坂だというところでガタンッ!という音と共に急にペダルが軽くなりました。自分はすぐに状況を理解しました。

チャリが壊れてしまった。。。

そのときの自分は、とりあえず自転車から降りてこれからどうするか決めるために状況を冷静に判断しました。

①多分チェーンが外れたか切れたかしてペダルを回しても推進力が全く得られない。

②自転車はチェーンがむき出しになっておらずカバーがされているため、ドライバーなどの工具がなくては原因究明ができない。

③かといって家に帰るには遠くに来すぎてしまっているし、もし一旦家に帰ったとしても親が自動車を仕事に行くのに使ってしまっているため運転して登校することもできない。

④近くの駐輪場がどこにあるのかなど全く知らない。駐輪場を探し出して停めた後にバスで登校するという選択もあったが、1限は英語でグループで作業がある(実際にはほとんどなかった)のであんましのんびりしていられない。

そんな八方塞がりの状態で自分が出した答えは、

 自転車に乗りながら地面を蹴り続けて大学まで最速で行く

ということでした。すぐさま自転車に乗り直して左足で地面を蹴りまくりました。

この記事を読んでいる皆さんも幼い日に、わざわざペダルを使わずに地面を蹴って自転車を走らせるという遊びをしたという経験があると思います。それと同じことを大学2年生が長い1本道の上で鬼のような形相でやっているのです。想像しただけでキモイですね!

長い一本道のため、反対方向から来ているおばさんが自転車を漕ぎながらずーーーっっと白い目をこちらに向けつつ接近してすれ違っていったのは今でも鮮明に思い出せます。なので人とすれ違う時にペダルを回して「ペダル壊れてるから仕方ないんです!!!」アピールをしながら必死に地面を蹴り続けました。

ジョジョ4部のボス、吉良吉影のシアーハートアタックが広瀬康一のエコーズ・ACT 3 FREEZEの能力を受けて手が重くなり、手を地面にこすりつけながらずっと人混みの中を歩いてきた後に言い放った「初めてだよ…ここまで追い詰められたのはな…なんかちょっとした『敗北感』まで感じるよ…」というセリフが頭をよぎりました(手じゃなくて足だけど)

そうして大変な思いをしながら大学に着いたら、グループでの作業はほとんどないため欠席してもあんまし迷惑をかけない感じの授業で悲しくなりました。

 

反省

自転車に日々どれくらい助けられているかを身をもって感じました。幸せは失った後に気付くとよく言われますが、その意見に初めて強く同感しました。これからは自転車を大切に使っていこうと思います。

後日談

友人にこの話をしたら、めちゃくちゃウケてくれたので少し救われた気がしました。

あと友人が左足を使って地面を蹴っている様子をマネしたときにモンハンのファンゴにとても似ているなと思いました。

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モンハンに出てくるモンスター「ファンゴ」。左足を地面に何回か擦った後に突進する。